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2023.10.26

Webクリエイターを目指すなら覚えておきたい!レスポンシブデザインについて

レスポンシブデザインとは

現代はWebサイトを作成する際に、スマートフォンで閲覧するユーザーが最も多いということを考えなければならない時代です。もちろんパソコンやタブレットのユーザーに向けたWebサイトにもなっていなければいけません。

スマートフォンが普及し始めた頃は、パソコン用サイト、スマートフォン用サイトと別々にWebサイトを作成することが多くありました。ですが、レスポンシブデザインというデザインの手法が普及したことで、ひとつのWebサイトでそれぞれに対応することができるようになりました。

今回の記事ではレスポンシブデザインについて解説します。

レスポンシブデザインとは

レスポンシブデザインとは、スマートフォン・タブレット・パソコンなど、異なる画面サイズの幅を基準にしてWebサイト表示を柔軟に調整し、見やすくすることを指します。レスポンシブデザインの最大の特長は、同一のファイルですべてのデバイスに対応した表示ができる点にあります。

また、テキストや画像など、Webサイトのもととなる要素は共通のものを使用しますので、更新や修正の際にファイルを一元化して管理できるようになります。さらに、Googleがレスポンシブデザインを推奨していることからも、ますますレスポンシブデザインの重要性が高まっています。

レスポンシブデザインのメリット

レスポンシブデザインのメリットとしては、主に次の点が挙げられます。

  • 検索エンジンに評価されやすく、SEO対策として有利
  • ファイルが統一されるためメンテナンスがやりやすい
  • デバイスごとのデザインに一貫性がある

検索エンジンに評価されやすく、SEO対策として有利

検索エンジンGoogleの評価項目として、モバイルフレンドリーであるか、という指標があります。

モバイルフレンドリーとは、スマートフォンなどのモバイルデバイスでWebページを閲覧している人が、不便を感じないようにする施策のことです。パソコン向けにデザインされたWebサイトは、スマートフォンでの閲覧に向いていないのでモバイルフレンドリーではないということです。

Googleは、モバイルフレンドリーなサイトを重要視するとはっきり打ち出しているので、レスポンシブデザインのWebサイトは検索結果の上位に表示されやすい(SEO対策として有利)ということになります。

ファイルが統一されるためメンテナンスがやりやすい

レスポンシブデザインで作られたページは、基本的にひとつのHTMLファイルとCSSファイルを編集するだけで各デバイスに対応できます。パソコン用サイトとスマートフォン用サイトに分かれている場合、ページが2つあるため編集作業が2倍になります。ですが、レスポンシブデザインはファイルが統一されているため、メンテナンスがやりやすいというメリットがあります。

デバイスごとのデザインに一貫性がある

レスポンシブデザインでは、テキストや画像など、Webサイトのもととなる要素は共通のものを使用して、デバイスごとレイアウトを調整します。デバイスが違うからといって、まったく異なるデザインに変わるわけではありません。デザインは同じものを使用しているため、どのユーザーに対してもデザインに一貫性が生まれます。企業のブランディングのためには、ユーザーに与える印象を統一することはとても大切です。

レスポンシブデザインの注意点

レスポンシブデザインの注意点は次のような点が挙げられます。

  • 制作前にデザインをよく検討しなければならない
  • パソコンだけのWebサイトよりも制作が難しい
  • ユーザーの傾向によっては向いていない場合もある

制作前にデザインをよく検討しなければならない

レスポンシブデザインは、デバイスごとにレイアウトを調整してコンテンツを表示します。しかし、パソコンでは問題なく閲覧できるコンテンツでも、スマートフォンの小さな画面では、とても閲覧しにくいという場合もあるでしょう。その場合、不要なコンテンツを非表示にしたり、ページを分割するといった対応が必要です。どんなWebサイトにするのか、制作前にデザインをよく検討しなければ、ユーザーにとって使いにくいサイトになってしまう場合があります。

パソコンだけのWebサイトよりも制作が難しい

パソコンだけのWebサイトよりも制作は難しくなります。デバイスごとに対応したデザインを考え、それを実装するだけのスキルが必要です。また、外部の業者に依頼する場合は、制作費が高くなる場合があるでしょう。

ユーザーの傾向によっては向いていない場合もある

レスポンシブデザインのメリットは多いですが、向いていない場合もあります。スマートフォンから訪問してくるユーザーと、パソコンから訪問してくるユーザーの傾向に明らかな違いがある場合など、条件によってユーザーの傾向が違うのであれば、別々にページを作った方が対策しやすいでしょう。

まとめ

レスポンシブデザインは現在のWebサイト作成ではとても人気の手法です。Webクリエイターを目指すならぜひ身につけておきたいスキルです。当校はレスポンシブデザインを含むWebデザイン・プログラムのどちらも学べる四国唯一の専門学校です。本格的に学びたい方は当校のオープンキャンパスにご参加ください。