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2023.08.02

Webデザイナーになるために資格は必要?

Webデザインに関する資格はありますが、必須というわけではありません。Webデザインに関する資格はスキルの証明にはなりますが、実務経験やポートフォリオの方が重視されることが多いです。

ではなぜ資格を取るのかといえば、資格取得は体系的に学習することができるため、実務に必要なスキルを身につける手段として間違いなく効果的だからです。

特に未経験からWebデザイナーを目指す場合は、何の実績も持たない人を採用してくれる会社はなかなかありません。ですが、資格や、資格を勉強する間に作成したポートフォリオを持っていれば、一定のスキルを持っていることをアピールできます。

Webデザインに関する資格

当校のWebクリエイター学科は、Webデザイナー、Webディレクターとして、出版、広告、IT企業などあらゆる領域で活躍できるクリエイターを育成することを目指します。「Webクリエイター」とは、WebサイトやWebコンテンツの制作作業全般を行う職業のことを指しており、デザイン以外にも幅広い知識が求められます。

ですが、その根本となるスキルはWebサイトをデザインするスキルです。Webデザイナーとしての基礎がなければWebクリエイターは務まりません。

WebデザイナーはWebサイトのデザインをする仕事です。デザイン能力や画像の制作・編集能力、そして、それらをWebサイトとして実現するためのHTMLやCSSなどのスキルが必要です。

今回の記事では、Webデザイナーに関連した資格をご紹介します。Webデザイナーを目指す方、Webデザイナーのスキルアップとして資格取得を考えている方は参考にしてください。

Webデザインに関する資格は、例えば次のような資格があります。

ウェブデザイン技能検定

Webデザインに関する資格の中で、唯一の国家資格です。ウェブデザイン技能検定は、Webサイトのデザインスキルを測る検定です。

デザインに関する知識やWebに関する知識ももちろん求められますが、サイト全体をよりよく見せるための、ある程度のセンスも必要とされる資格です。ウェブデザイン技能検定は1級~3級まで段階が分かれており、3級は誰でも受験が可能です。2級については実務経験2年以上、1級については実務経験7年以上という厳しい資格となっています。

Webクリエイター能力認定試験

サーティファイが実施している、世界的なWeb標準規格に準拠したWebサイト制作スキルを測定する試験です。「スタンダード」と「エキスパート」に分かれており、スタンダードでは実技試験のみ、エキスパートでは実技試験と筆記試験があります。実際のWebサイト制作に近い問題が出題される試験内容となっているため、実務につながりやすい試験だと言えるでしょう。

Photoshop®クリエイター能力検定

サーティファイが実施している、Photoshop®の操作スキルを評価する資格です。「Photoshop®」を用いた画像ファイルの作成や、問題内容を元に1つの作品を作り上げる表現力などのコンテンツ制作に関するスキルを認定します。「スタンダード」と「エキスパート」の2種類を設定しているため、自身のレベルに応じた試験を受験することが可能です。

Illustrator®クリエイター能力検定

Illustrator®を用いた、新規ドキュメントから1つのグラフィックコンテンツを作り上げる実践的な試験です。問題の指示に従って、限られた時間内にコンテンツを制作する「操作スキル」と、与えられた指示を正確に読み取り形にする「問題解決力」などを、検定試験を通して習得することができます。「スタンダード」と「エキスパート」の2種類を設定しているため、自身のレベルに応じた試験を受験することが可能です。

Webデザイナー検定

CG-ARTS協会(公益財団法人 画像情報教育振興協会)が実施する、Webサイトのデザインにおいて、一定の条件(コンセプト・日程・予算など)のもとに、コンセプトメイキング・制作・テスト・評価・運用を行うための、知識や技術が求められる検定です。「ベーシック」と「エキスパート」の二種類があり、どちらも学科試験のみとなっています。

まとめ

Webデザイナーに関する資格を紹介しました。専門的な知識が求められる仕事であるため、Webデザイナーは資格だけ持っていてもだめですが、資格を取る課程で得られるものがたくさんあるでしょう。 もし資格を取得するのであれば、何のために必要な資格であるのか、はっきりと目的を持って取り組むことが大切です。