2023.07.25
Webデザイナーの仕事について
Webデザイナーとは、Webサイト(ホームページ)を構築するために、企画やデザインを行い、実際にHTMLなどを使って制作する職種です。当校のWebクリエイター学科は、Webデザイナーになるためのカリキュラムを備えています。
Webデザイナーの仕事内容
Webデザイナーという仕事には、様々な工程の作業が含まれています。そのため仕事内容は職場環境によって大きく変わります。大企業なら担当範囲が細分化されていますが、中小企業やフリーランスなら一人ですべての工程を担当することもあります。
それぞれの工程を解説するだけでとても長い記事になってしまうので、この記事ではWebデザイナーの仕事内容の全体像を解説します。
1.Webサイトのヒアリング
Webサイトのヒアリングとは、クライアント(顧客)との打ち合わせで、クライアントが希望するWebサイトの目的、ターゲット、コンセプト、カラースキーム、ページ構造、コンテンツなどを汲み取ることです。クライアントとのコミュニケーションが重要であり、正確なヒアリングを行うことで、クライアントが望むWebサイトのイメージを把握し、具体的にどんなWebサイトを作るのか決めることができます。
ですが、クライアントはWebサイトのことには詳しくないので、ヒアリングがうまく進まないこともあります。その場合はWebデザイナーの側から積極的に提案し、完成イメージをすり合わせる必要があるでしょう。
2.コンセプト設計
ヒアリングした内容を元にコンセプトを決めます。コンセプトとはWebサイトの方向性のことです。コンセプトが決まっていないと理想的なWebサイトにならず、途中で方向性を見失って作り直しになることもあります。そのようなことにならないためにも、Webサイトの訪問者に与えたいイメージを考慮して配色やレイアウトを検討し、使いやすいWebサイトにするための方向性を決定します。
3.ワイヤーフレーム作成
Webサイトの構成やレイアウトを決めるために、ワイヤーフレームを作成します。ワイヤーフレームとは、Webサイトの骨格となるレイアウトの設計図のことです。この設計図を元に、画面の配置やデザインを考えることができます。ワイヤーフレームは手書きで作成することもありますが、IllustratorやPhotoshop、またはFigmaなどの専用のツールを使用することもできます。
4.Webサイトのデザイン作成
ワイヤーフレームを元にWebサイトのデザインを作成します。ロゴやバナーなどを作成し、実際のWebサイトの見た目を決定します。
スマートフォンの普及した現代では、パソコン・タブレット・スマートフォンなどユーザーの環境によって異なるデザインが表示されるWebサイトが必須になっています。デザイン作成に必要な工程は複雑になっていると言えるでしょう。
5.コーディング
コーディングとは、Webデザイナーが作成したデザインをコンピューター言語に変換することです。主に使用される言語はHTML、CSS、JavaScriptなどです。コーディングには、デザインを正確に反映させること、ページの読み込み速度を最適化すること、検索エンジンの最適化を考慮することなどが含まれます。
また、データベースを元にした動的に変化するWebサイトを構築する場合など、より高度なプログラミングのスキルが求められることもあります。
6.公開テスト
コーディングを行い、Webサイトが制作できたらテストを実施します。イメージ通りのWebサイトになっているか確認し、誤字脱字やページ間のリンクの遷移が正常に行われるかもチェックします。
見た目だけでなく、ショッピングサイトなら正常に買い物ができるか、会員サイトなら会員登録ができるかなど、Webサイトに実装されている様々な機能についてもチェックします。
クライアントの確認を終えて、Webサイトは公開されます。
まとめ
Webデザイナーの仕事内容について解説しました。Webデザインに関する情報はインターネットでたくさん公開されており、独学で学ぶことも可能ですが、体系的にスキルを身につけるには専門的な教育を受けることをおすすめします。
もっと詳しく知りたい場合は、ぜひオープンキャンパスにご参加ください。