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2023.06.30

コスプレイヤーが着ている衣装は誰が作っているのか?

松山デザイナー専門学校で学んでいる学生には、コスプレ衣装や舞台衣装、アイドルのステージ衣装に興味のある学生がたくさんいます。なかでもコスプレは、漫画やアニメ、ゲームなどのキャラクターの衣装を着て、そのキャラクターになりきる趣味です。

では、どうやってコスプレ衣装は作られているのでしょうか。この記事では、コスプレ衣装制作の仕事について解説します。

コスプレ衣装制作の仕事について

コスプレ衣装制作を行う職種には、「ファッションデザイナー」や「パタンナー」が該当します。ただし、幅広く担当して、衣装デザイナーやコスチュームデザイナーと呼ばれる場合もあります。

ファッションデザイナーとは

販売する商品を『企画・デザイン』するという最も重要な役割を担うのがファッションデザイナーです。ファッションデザイナーの業務はデザイン案や企画から始まり、デザイン画を立体化したパターン(型紙)の製作や使用する生地の選定、商品化するまでの生産ラインの確保や販売戦略まで、トータルにプロデュースする能力が求められます。ブランドのイメージを決める重要な仕事です。

パタンナーとは

パタンナーとは、デザイナーの描いたデザイン画をもとにパターン(型紙)を起こす人のことです。デザイン画をもとに、平面から立体へ起こすために複数のパーツを組み合わせてパターンを作成していきます。制作に直接携わる仕事であり、最終的な仕上がりや美しさはパタンナーの腕次第です。デザイン画をそのまま形にしても、着てみると動きづらいといった場合は少なくありません。そのためデザイナーのイメージを正確に形にできるパタンナーは、大変貴重と言われています。

オーダーメイドと既製服の違い

一点ずつオーダーメイドで、コスプレ衣装制作を請け負っている衣装デザイナーもいます。オーダーメイドの場合は既製服と違い、製作における刺繍や装飾における細かなテクニックや知識がとても重要です。また、依頼者とのコミュニケーション能力が鍵になり、ヒアリング内容を上手にデザインやパターンに反映させる必要があります。

まとめ

コスプレ衣装制作の仕事について解説しましたが、コスプレ衣装を手に入れる方法には「購入する」「自分で作る」「プロに依頼する」などがあります。

コスプレ衣装販売店ではほしい衣装が見つからず、裁縫やものづくりが好きな人は、自分で作ることもできます。既存の服を加工するところから始める人も多いです。全部を作る必要はなく、一部だけ自作してウィッグは購入する、といった方法などがあります。

もっとうまく自分でコスプレ衣装を作りたい場合は、当校のファッションクリエイター学科で専門的な教育を受けることをおすすめします。舞台衣装をはじめとした日本を代表するコスチュームデザイナーから学ぶことができます。