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2023.09.14

売れるアパレルショップになる方法は?VMD(ビジュアルマーチャンダイジング)を理解しよう

アパレルショップや百貨店など、店頭で販売するビジネスにとって「売れる」売り場作りはとても重要です。お客様が思わず欲しくなる・手に取ってみたくなる売り場と、商品を並べただけの売り場では売り上げが大きく異なります。

売り場作りの方法の中でも、お客様の視覚に訴える「VMD」という方法があります。VMDとは「Visual Merchandising(ビジュアルマーチャンダイジング)」の略称です。この記事ではVMDについて解説します。

VMDとは

VMDとは、販売戦略(マーチャンダイジング)のなかでも視覚的要素(ビジュアル)に焦点を当てたもの、つまり顧客視点で商品を「見やすく」「選びやすく」「買いやすく」する売り場づくりを指しています。

また、VMDには企業ブランディングの側面もあり、一目見ただけで企業やショップのイメージが伝わるようなビジュアルを演出することが大切です。

VMDの3つの基本

VMDには3つの基本があります。

  • VP(ビジュアルプレゼンテーション)
  • PP(ポイントプレゼンテーション)
  • IP(アイテムプレゼンテーション)

VP(ビジュアルプレゼンテーション)

VPとは、ブランドのコンセプトやイメージを視覚的に表現しながら、来店のきっかけを作る手法です。商品を売るためには、まず売り場を見てもらわなければなりません。店舗の前を通りかかったお客様に入ってみたいな、と思わせる必要があります。そのためには、入口のレイアウトは特に重要で、店前を歩いているお客様、あるいは広告(チラシなど)を見たお客様に注目してもらえるビジュアルを作り、来店を促します。

PP(ポイント・オブ・セールス・プレゼンテーション)

PPとは、マネキンなどを使っておすすめ商品や人気商品をアピールする手法です。お客様はすべての商品を見てから購入を決めるわけではありません。そのため入口やフロアの中央などにマネキンや什器を設置して、お客様の興味を引くことが重要です。VPから店内に誘導したお客様を、様々な商品で興味を引いて、店内を回ってもらい購入につなげます。

IP(アイテムプレゼンテーション)

IPとは、商品を手に取りやすいレイアウトを作る手法です。商品はサイズ別に並べればいいというわけではありません。季節ごとに陳列したり、似たような商品を近くに置いて比較できるようにすると、視覚的に訴求する力が強くなります。個々の商品を「見やすく」「選びやすく」「買いやすく」陳列することで購入につなげます。

「VP」「PP」「IP」は、それぞれ違った役割を持ちながらも、ショップの雰囲気やブランドのイメージ構築につながり、ひいては売り上げにもつながります。どれかひとつを学べばいいというわけではなく、3つの基本をしっかりと押さえておきましょう。

まとめ

VMDを実践するためには、ファッションに関する深い知識、コーディネートの技術などが必要になります。本格的に学びたい人はぜひオープンキャンパスに参加してみてください。