2023.08.19
アパレル販売に向いている人とは?アパレル販売のお仕事について解説
ファッション販売に関する仕事には、ファッションプロデューサー、マーチャンダイザー、バイヤー、アパレル販売(ショップ店員)など、他にもたくさんあります。なかでも日常的に一番接する機会が多いのは、店頭でのアパレル販売の仕事ではないでしょうか。この記事では、アパレル販売の仕事内容について解説します。
アパレル販売の仕事内容
接客
アパレル販売の仕事と聞いて、誰もが思い浮かべるのが接客です。商品の売り場を案内することや、レジ会計などが日常的に行う仕事です。
もちろんそれだけでなく、来店されたお客様に対してどんな商品を探しているのか聞き出し、ピッタリの商品を提案することが、接客の主な仕事内容になります。お客様が興味を惹かれている商品のセールスポイントをお伝えしたり、ニーズにマッチした他の商品などをアドバイスします。
ディスプレイやレイアウト
アパレルの売り場作りとなるディスプレイやレイアウトは、お客様来店のきっかけにつながります。現在のトレンド、コンセプトなどを見直しながら、マッチしたディスプレイやレイアウトに仕上げていきます。雑然とした店内では商品の魅力を伝えることができず、売上の低下にもつながるため、マネキンなども使って魅力的な売り場を作ります。
ディスプレイと近い言葉に「VMD」というものがあります。VMDとは「Visual Merchandising(ビジュアルマーチャンダイジング)」の略称です。
ディスプレイは売り場を魅力的に見せるための展示・陳列で、いわばお店視点で売りたい商品をプッシュします。ですが、VMDが扱う領域はもっと広いものであり、顧客視点で商品を見やすく探しやすい、購入につながる売り場づくりを指します。売れ筋商品や季節の人気商品などを売上データから分析し、売り場作りに反映させます。また、商品を探しやすく手に取りやすい売り場はどんなものなのかを考え、レイアウトに規則性を持たせたり、店内を回りやすい動線を作ります。
宣伝活動
SNSは、今ではアパレル販売において欠かせない宣伝活動になっています。たくさんのショップが、店頭以外でもお客様へアプローチできる方法として活用しています。ショップスタッフのコーディネートや、人気のブランドのトレンド情報をリアルタイムに発信することができます。SNSはファッションに関心のあるお客様にとっても楽しみのひとつであり、行ってみたくなる気持ちを高めるきっかけにもなります。
その他にはチラシやダイレクトメールなどで情報を配信し、アプローチする方法もあります。宣伝活動がなければ、お客様がお店の存在を知るきっかけがなくなります。アパレル販売に関わるなら、宣伝活動は必ず行いましょう。
商品管理
ショップの商品管理・在庫管理といった仕事は、アパレル販売においてとても重要です。トレンドの移り変わりの激しい業界のため、商品管理ができていないと損失につながります。
店頭にある商品を整理したり、売り上げを確認しながら、毎月1回のペースで、棚卸という在庫確認を行います。在庫と売り上げデータを確認しながら、購買動向などを分析し、日々の売り上げにつなげていきます。
アパレル販売に向いている人
アパレル販売に向いている人は、なによりもファッションが好きだったり、新商品やトレンドに関心がある人です。店頭にはシーズンごとに新しい商品が続々と入荷されます。その商品の研究をして、お客様からどんな質問を受けるかイメージして、店頭やSNSでの宣伝活動を自分なりに考えていくことのできる人が、アパレル業界で活躍できるタイプの人といえます。 他にも次のような人は、楽しくアパレル販売のお仕事を続けていくことができるでしょう。
- トレンドに敏感でファッションが好きな人
- コミュニケーション能力が高い人
- 体力に自信がある人
- 前向きな気持ちを忘れない人
まとめ
アパレル販売の仕事内容について解説しました。店頭での接客以外にも仕事内容は多岐に渡ります。もっと深くファッション業界に関わりたい人は、アパレル販売からファッションバイヤーやプロデューサーなどに、ステップアップを目指してください。