2023.06.03
スタイリストになるには
スタイリストとは、ファッションに関する専門家であり、人々の見た目を改善することに取り組んでいます。当校には、東京の現場での経験者が専任教員として在籍しています。
この記事では、スタイリストになるために必要なことを解説します。
スタイリストの仕事内容
スタイリストの仕事は、ファッションショーに出演するモデルや、雑誌・テレビなどのメディアに出演するタレントなどの服装をコーディネートをすることです。
スタイリストは案件に対して洋服をスタイリングする仕事であるため、衣装の管理や確認など、コーディネート以外にも細かい作業も必要です。
【参考】1日の仕事の流れ
- 集合:ロケバスに乗って全員で移動。
- メイク:ヘアメイクさんがメイクをしている間にロケバスから衣装を出してラックに陳列。メイク後すぐに着替えられるようにしておく。
- リハーサル:役者さんのリハーサル時はスタイリストもリハーサルをする。カメラのモニター前で衣装の見え方等チェック。リハーサルの間で衣装を整える(ヘアメイクはメイクや髪形の手直し)。
- 本番:本番中はカメラのモニター前で衣装の動き等チェック。合間の時間で衣装を整える。
- 撮影終了:終わった衣装の片付け・ロケバスに積み込み・スタジオを出る前に忘れ物がないかみんなでチェックする。
- ロケ終了後:次の日の衣装チェック(撮影する順番に並べる)、アイロンがけ、インナーなど忘れやすいものを演者さんの人数分あるか確認。次の日の朝スムーズにロケバスに搬入できるように出口にまとめる。
スタイリストになるために必要な教育
スタイリストになるには、専門的な教育とトレーニングを受けることが重要です。当校を含め、多くの専門学校でファッション、美容に関連するコースがあります。これらのコースには、ファッションや美容の歴史、トレンド、スタイリング技術、色彩理論などが含まれます。また、実習の機会があり、学生は実際のクライアントに対してスタイリングを行うことができます。
必要な経験とスキル
スタイリストに必要な経験とスキルは、以下の通りです。
- ファッションや美容に関する知識や情報を常にアップデートすることができる能力
- クライアントの希望や嗜好、ライフスタイル、体型や肌色などを考慮し、アドバイスを行うことができる能力
- コミュニケーション能力やプレゼンテーション能力
- クリエイティブな思考力やセンス
- ストレス耐性や柔軟性
このような経験を積むためには、実際にクライアントに対してスタイリングを行うことが必要です。専門学校ではスタイリングの経験を豊富に積むことができます。
スキルを磨くためには、人々の個性やライフスタイルに合わせたスタイリングの方法を学ぶことが重要です。現代の人々がどのようなライフスタイルを送っているのか、情報収集が欠かせません。また、コミュニケーション能力やクリエイティブな思考力も必要です。
スタイリストになるために有利な資格
現場での経験やファッションセンスがスタイリストには必要です。ですが、なんらかの資格を持っていないとなれない職業ではありません。誰でもスタイリストになることができます。
しかし、ファッションに関する基礎的な知識は持っておいて損はありません。次のような資格を勉強するといいでしょう。
ファッションビジネス能力検定
ファッションビジネスに関する知識の習得度合いを判定する資格です。ファッション商品の企画や生産、流通に関わる仕事に必要なスキルの向上を目指します。
https://www.fashion-edu.jp/bis/
色彩能力検定(AFT)
色に関する資格です。色の選び方ひとつで印象はガラリと変わるため、身につけておきたい能力です。カラーコーディネーターとしての知識を学びます。
スタイリストのキャリア
スタイリストの求人は決して多くありません。未経験からスタイリストとして働くことは難しく、ファッション・アパレル関連企業への就職やスタイリスト事務所への所属、あるいはフリーのスタイリストのアシスタントとして活動し、経験を積むというルートが一般的です。それから転職、または独立してスタイリストとなる人が多くいます。
フリーランスで活躍するスタイリストも多く、雑誌や広告、映画やドラマ、アーティストのスタイリングなどの仕事を受けて活躍しています。また、テレビ番組などでの出演や、自身のファッションブログの開設などで、知名度を上げることもできます。
まとめ
スタイリストになるためには、専門的な教育を受け、実際にクライアントを相手に経験を積むことが大切です。独学では難しく、専門学校で学ぶことをお勧めします。